生まれて初めて、「お金もちを目指そう!」と思ったのが、8年前なんですが、
その当時によく読んでいた本田健さんの本にタイトル通りのことが書いてあったと記憶しています。
*具体的な書名は忘れました。
「最初の1千万円はなかなか貯まらない」
と書いてあったので、
「いや、僕はそういう罠にはハマらない。一直線に貯めてやる!」と思ったもんです。
で、一応は富裕層に突入した今、振り返ってみるとですね、、
やっぱり、最初の1千万円は貯めるのが難しかったです。苦笑
これ、なんでなのかなーって考えてみたのですが。
大別して2つの理由ですかね…。
- ビジネスマインド、ビジネススキルを身につけるための自己投資がかなり必要
- お金について試行錯誤が多くなるので、無駄足を踏むことも当然多くなる
ビジネスマインド、ビジネススキルを身につけるための自己投資がかなり必要
僕は比較的、学校の勉強を頑張ったほうだと思うんですが、それでも、学校で起業やお金について教えてくれるわけではないですからね。
起業どころか、サラリーマンとして生きていくためのスキルすら学校では学べないので、社会人になってから学びをスタートするのが普通ですよね。
*かと言って、「学校の勉強は無駄」とか「学歴社会は良くない」とは、実は僕は思っていないんですけどね。この件についてはまた別のトピックで取り上げます。
まあでも、そんなこんなで、起業やお金については、読書したり、実際に起業してみたり…で、まるっきりイチから始めることになるわけです。
そこで、今まで蓄積してきた価値観、特に「お金持ちになるのを阻害している価値観」を発見して、ぶち壊していかなければいけないんです。
で、そういうのって、知らず知らずのうちに、学校教育・マスコミ・時代環境・日本人としてのメンタリティ…などなどで、けっこう染み付いてしまっていますからね。
それらの染み抜きをするのにけっこう時間とお金がかかることになるわけです。
で、やっぱり、知識社会って、知識に投資していかないと、勝ち抜いていくのは難しいんですよね。よく言われていることですが。
だいたい、自分自身を振り返っても、付き合っている友人を観察していても、月収分くらいの金額を1年間に自己投資として使っている感覚があります。
月収100万円のひとであれば、年間100万円の自己投資をしている、ということですね。
ここんとこをケチる人って、なぜか、成功しないんです。
これは、やっぱり、知識への敬意が足りないせいかなーと思ったりします。
敬意は、身銭を切ることで一番、表現できるものですからね。
ここでケチってしまうと、そういうマインドそのものが知識社会における成功を阻害することになりますね。
まあ、そういうわけで、まずは初動時は何も知らないわけですし、動き出してからも、自己投資が必要になってきますので、お金が貯まりにくい要因の1つかな、と思います。
お金について試行錯誤が多くなるので、無駄足を踏むことも当然多くなる
これはですね、身につまされる人も多いかと思うんですが。笑
すごく勘違いしやすいこと(そして僕も罠に落ちたこと)をひとつだけお話ししますと、
リッチマインドを身につけるために、高級ホテルでランチするとか、
「行動面を実際にリッチに振る舞ってみる」って、けっこう”金持ち本”に書いてあるじゃないですか。
そうすると、「リッチマインドが豊かさを引き寄せる」とか、「なりたい自分に先になってしまう」とか。
でもこれってね、、
現実問題として、
「浪費とどうやって区別するのよ?」
ってところがわからないわけです、初めのうちは。
答えとしては、上述した「自己投資」が正解なんです。
要は、自己投資の一環として、「金持ちになった自分を実感ベースで掴むために、スポット的にやってみる」ってことですね。
これが分からないと、単なる浪費と変わらなくなってしまいます。
それからもう一つですね。
話しを根本的にひっくり返すようですが、
実はお金持ちのほとんど(たぶん、95%以上)は、高級ホテルランチなんてやらないんですよ。
これは、マスコミとか情報発信者が流している勝手なイメージに過ぎないんです。
あるいは、「金持ち」ではなくて、「稼ぎのいい人」はこういうライフ・スタイルに行くパターンが多いですけどね。
「金持ち」は文字どおり、金を持っている=資産を持っている、ということなので、
月収とか年収が高い(=稼ぐ)とは、また別問題なんです。
いや、もちろん、稼ぐ額が多いほうが有利に決まってますけどね。
でも、「年収800万円〜1,200万円あたりの自己破産率が高い」というデータなんかを見ていると、一概にはやっぱり言えないと思うんです。
ほとんどの人は天才ではないので、やっぱり、
- 稼ぐ額を増やす
- 無駄金は一切、使わないで、シンプルライフに徹する
- でも、必要な自己投資は惜しまない
この組み合わせですね、大筋は。
この2番めの「無駄金は一切、使わないで、シンプルライフに徹する」がほんとに??と思う人は、
『となりの億万長者』という本を読んでみると良いです。

そう、実はお金持ちって、
- 中古カローラに20年も乗っている
- 作業着のままで立呑酒場で酒を飲んでいる隣のおっちゃん
- 一見、ぼろぼろの工場をもっている、一見、やぼったい零細・中小企業のオヤジ
に多いんです。笑
ここんとこですね、「浪費と投資はどう違うのか?」ってことを学ぶためにも、この『となりの億万長者』は必読書ですよ。以外にこういうこと書いてある本って少ないですからね。
そういうわけで、やっぱり結論は、
「最初の1千万円はなかなか貯まらない」
です。笑