転売にはいろいろ種類がありますが、その中でも、大きくは「輸入ビジネス」と「輸出ビジネス」は日本と海外の需要・供給のGAPが大きいので、参入してみたい、という方も多いかと思います。
ただそこで、たいていの方は「英語の壁」「英語力は必要なのか」という問題に直面しますね。
輸入ビジネスのほうが参入者が多い
そういった「英語の壁」のところで、「輸入の方が輸出より英語力は必要ないだろう」と判断して、輸入ビジネスを選択される方が多いです。
これはほんと、「輸出入ビジネス懇親会」などに出席すると、ハッキリ分かります。
輸出組は圧倒的に少なくて、ほとんどが輸入組なんですよ。
輸出:輸入=1:9くらいの割合だと思います。
実際には、輸入と輸出ではどちらが英語力が必要なのか
これは、「どの程度、ビジネスを成長させたいか」にもよります。
eBayで仕入れて、日本国内で転売する、というレベルだと、たしかに輸入のほうが英語を使う機会は少ないでしょうね。
ただし、当サイトで目的としているような、海外貿易の仕組み化・ビジネスオーナー化となると、話はガラッと変わってきます。
というのも、仕組み化・ビジネスオーナー化をして稼ぐためには、やはり、当サイトで繰り返し述べているように、「なるべくメーカーから近いところから仕入れる」「上流から仕入れる」というやり方がベストなんですね。
理由は、上流から仕入れられれば、無在庫販売のライバルが参入してこれないので、ライバルが極端に減ることになります。それはつまり、リサーチの手間が省けるということになりますので、その分、外注費を抑えられるんですよ。
では、上流仕入れのためにはどうすれば良いか。
これはやはり、交渉と信頼関係の育みが必要になってくるんです。ココがポイントになってくるんですね。
つまり、「交渉と信頼関係の構築」のためにはコミュニケーションを活発にとることになりますが、輸入で上流仕入れをしようとすると、海外のショップ・卸店・メーカーとの英語での交渉が増えるということになるんです。
ところが、輸出の場合は、上流から仕入れると言っても、相手は同じ日本人ですよね。なので、当然、英語は使いません。
なので、物販を仕組み化・ビジネスオーナー化する(金持ち父さんスタイル)という目的においては、輸出のほうが高度な英語を駆使する機会が少ないということになるんです。
そういうわけで、結論としては、
- 単純転売なら、輸入のほうが英語力は必要ない
- 仕組み化・ビジネスオーナー化・上流仕入れにもっていく「貿易」スタイルであれば、輸出のほうが英語力が必要でなくなる
というのが、僕の結論です。