インターネットの登場によって、誰もが低コストでビジネスができるようになり、
誰もが自分の意見を発表できるようになりました。
もちろん、僕もそのひとりです。
しかし、大量にあふれる起業や自己啓発の発信に埋もれてしまって、
自分の本来の考え・感覚がいかなるものであったか、
を忘れてしまう危険性もありますね。
なにより、「誰もがそれらしきことを発信できる」ということは、
逆に言えば、僕らが得ている情報は、ふるいにかけていかない限りは、
文字通り、「それらしき」レベルのものに過ぎないわけです。
たとえば、ちまたに溢れている成功理論のほとんどはアメリカ発のものです。
「思考は現実化する」とか、ここ最近では、DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)
はもとより、それを応用したプロダクトローンチもアメリカ発のものですね。
そうであるならば、貴重な有限の時間を使うのであれば、
劣化コピーを読むよりは、オリジナルに親しむほうが時間価値が高くなる。
歴史的にも評価が定まっている(つまり、時間のながれに耐える
ことができたもの)原典にあたったほうがいいと思うわけです。
原典といっても、今は主要な書籍の多くは邦訳されていますので。
そういうわけで、まずはメルマガのなかで少しずつ良書を紹介して
いきたいと思います。
基本的には、ビジネス・自己啓発・資産形成に関するものになります。
一応は、2,000冊以上の書物を読破している僕が、「これは紹介に価する」
と、確信したものだけご紹介しますね。
メルマガの最下部に書籍のカバー写真とタイトル・著者名・出版社、
そして、僕の一言コメントをつけています。
さて。
とは言っても、そういった書籍ではなくても、
鋭い発信している方は数多くいらっしゃるのもまた事実。
似たようなことを言っていても、ある人が言うと
説得力があり、別の人が言うと、
「どっかで聞いた話だなあ」
となるのは、どうしてなんでしょうか。
結論的には、その知識がどれだけ知恵(智慧)に昇華されているか、
ということであると思うんですが。
じゃあ、智慧ってなんなの?ってことも考えておきましょう。
- 知識をそのまま受け売りで語っている段階
- 経験をくぐらせた知識(経験知)を語っている段階
- 経験知をさらに思考することによって深みがでる段階
- 思考された”知”が原理原則の鉱脈まで達している段階
といった感じかなあ、と思います。
これを別の表現に置き換えると、
- 劣化コピー
- リテラシー(運用できる知識=スキル)
cf:ファイナンシャルリテラシーなら、
金融知識を実際に運用できる - 再現性のあるリテラシー
cf:ファイナンシャルリテラシーなら、
その金融知識を他人に教えて、再現性も持たせられる - 智慧:原理原則に達してるので、たとえば、
当該知識自体を考え直したり、イノベーション
をかけることができる
イノベーションというのは、
他分野であっても、鉱脈をたどっていくと、
同じ原理原則であったりしますね。
それを、たとえば、A知とB知を掛け合わせて、
今までになかったC知を生む出せるタイプの方も
いらっしゃいます。
評論などで、長期間(短期間じゃダメなんです)
第一線で活躍していらっしゃる方は、
この、イノベーションレベルまで達してらっしゃる方が
何人かいらっしゃるように思いますね。
そのレベルの方は、読んでいると、
「こんな見方がありえるんか!」とか、
『こっちに行くかー!」
みたいな、強烈な知的興奮をあたえてくれます。
ビジネス・自己啓発・資産形成以外の分野でも
僕なりの良書をお勧めできる分野がいくつありますので、
そういう時は、気軽に聞いてくださいねー。