こんにちは、高田です。
なんだか、昨日の記事の続きみたいなタイトルになりました。
出費にも個人の家計の必要経費としての出費など、いろいろありますが、今回は「自己投資」に限って考えてみたいと思います。
自己投資というと、いろいろなネット系のコンサルだと4か月で30万円とか50万円とか、なかには100万円を超えるものもあったり、けっこうな高額なものが多いですね。
これを単純に引き算として考えると、自分の財布から30万円がでていくだけ・・・ということになりますが、コンサルを受ける以上は、30万円を支払い、それを学んだあかつきには、最低でもコンサル代をとりかえす以上の稼ぎがほしいと思うはずです。
ただここで、まず落とし穴がありまして。
こう、自己実現ブームの渦中にいますと、「セミナーやコンサルで○○万円払う、自己投資する私って素敵!」と、投資した時点で満足してしまうパターンがでてくることです。
これは気を付けたほうがいいですね。まさしく、「自己啓発の永遠の旅人コース」のスパイラルが始まり、1年たっても2年たっても、似たようなコンサルを受け続ける・・・という流れ自体が習慣化してしまいます。
コンサルを受ける以上は、やはりこれは「投資」ですから、払った金額以上の「リターン」を考えたほうがいいです。
ただ、たまたま、そのコンサルの内容が合わなかった…とかはあるかもしれません。
それにしても、たとえば年間で100万円自己投資(たとえば、内訳:20万円のコンサル×5個)をした場合、5個のコンサルのうちどれかは自分の生き筋のひとつとしてマスターしたいもんです。
自己投資→知識をゲット→実践→知恵→リターン(収入)
というサイクルに入れるわけです。
自己投資ってある意味、「信仰」みたいなところがあります。
つまり、自己投資の結果、得られるのは、その時点では抽象的な「知識」に過ぎないわけです。
知識・知恵は目に見えませんので。
こんな抽象的なものが、ほんとに現実化して、リターンになるの?
って、まずここを信じられなければいけない。
でもこれって、一度、自己投資して、望んでいるリターンが得られたという経験を得ると、それはもう信仰ではなくて、その人にとっての「事実」になりますね。
ここでタイトルとつながってくるわけですが、コンサル代などの自己投資はたいていの場合、それきり型の出費です(もちろん、継続課金制でも”保険”として有効なものはありますけどね)。
対して、自己投資の結果得られるリターンは、継続的なリターンになりえます。
以前、とある塾がリリースされたとき(金額は半年基本コース約30万円でした)、コメントを書き込んでいる人のなかで、「半年で30万円を回収できるんでしょうか?」というひとをみかけたことがあります。
これは読んでいて不思議だったんですが、どうしてリターンの期間について、「半年」と区切る必要があるのかな、とちらっと思ったんです。
だって、そこの塾で学んだスキルを活かせるようになれば、その仕事を続けている限りは、ずーっとリターンが入り続けるわけですよね。
つまり、継続型収入になります。

僕もこういう経験はたくさんしてきています。
たとえば、Amazon FBA輸出を始めた時も、個人コンサルをお願いしました。4か月30万円のコースです。
僕はかなーり鈍くさいので、初月~2か月目までは実績がでずにウロチョロしてましたが、4か月目には、そのAmazon FBA販売で20万円の利益をあげることができました(ちなみに、ほんと、このペースはドンくさいペースです)。
でもでも、月利20万円、あるいはそれ以上の月利ってそれ以降もずっと続いているわけですよ。
つまり、投資においては「それきり」出費で、リターンについては「継続」的にゲットでてきているわけです。
そんな感じで、自己投資もしくはもっと広い意味で出費というものをするとき、それがそれきり型出費か、継続型出費か考えたほうがいいですね。
パターンは4つあって、
①出費は「それきり型」で、リターンも「それきり型」
②出費は「それきり型」で、リターンは「継続型」
③出費は「継続型」で、リターンは「それきり型」
④出費は「継続型」で、リターンも「継続型」
ベストなのは、もちろん、②のパターンです。ワーストは③のパターン。
まあこれってこう書いてみると、当たり前な話なんですが、一応は整理して考えておかないと、意外に地頭がいい人でも、たやすく③のパターンにはまってしまったりします。
マーケティングを仕掛ける側としては、「継続型」課金のほうがありがたいのは当然なので、そういう売り込みをしますからね。ここでも、マーケティングの罠を見破る知力が必要です。
結論としては、出費というか投資ですかね、投資は「それきり型」でリターンは「継続型」にもっていく。そして、その前提として、「自己投資自体が生きがいのような永遠の自分探しスパイラル」に入らないこと、が大事かな、と思います。
逆に、マーケティングを仕掛けていくときは、いかに継続型収入にしていくか、が考えどころになります。もちろん、継続型であっても、それ相応の価値を提供できていればいいわけです。
上記の4分類でいえば④のパターンを提供することになりますが、提供される側がリターンのほうが大きい、つまりメリットがあると判断されれば、それはWIN-WINになるわけです。