銀行は雨が降ったときには傘を貸さないで、晴れているときに傘を貸そうとする
先日の記事では融資を受けることによってレバレッジが効くというお話をしました。
参考記事:「レバレッジを効かせて豊かになる3つの方法」
でも、、、融資と聞くと、「借金はイヤだなあ」という抵抗感がありませんか?
僕もむかしはありました。
でもね、、
実際は、業績の良いときほど、あるいは会社(個人事業主含む)を立ち上げたばかりであっても、融資は受けておいたほうが良いのです。
なぜかというと、
「銀行は雨が降ったときには傘を貸さないで、晴れているときに傘を貸そうとする」と、むかしから言われてますよね。
これは真実であって、やはり業績が悪化したとき、つまり、「何とか借金をしたいとき」ほど、銀行は貸してくれないものなんですよ。
仮に貸してくれたとしても、業績悪化中であれば、借り入れの条件も悪くなってしまいます。
なので、
業績が良いときに融資を受けておく。そして、一度「返済した」という実績をつけておくことが、本当に借り入れが必要になったときに効いてくるんです。
リターンを見込んだ投資
業績の良いときに融資を受けておけば、そのお金は、「リターンを見込める投資」に使えるということがあります。
融資のお金を資金回転のみに回すのではなく、新規の優良案件に投資することができれば、事業は発展していきますよね。
これは「良い借金」ということになります。
そういうわけで、結論をもう一度整理しますと、
- 会社の立ち上げ期、業績の良いときほど融資は受けておいたほうが良い
- 返済の実績を作っておけば、次回の借り入れがしやすくなる
- 業績の良いときの融資は、リターンを見込める投資としてレバレッジを利かせることができる
ということになります。
起業しても9割の会社が5年以内に倒産・廃業すると言われています。
そのほとんどの原因が資金ショート(不足)であることを考えると、僕ら起業家、および起業家予備軍としては真剣に考えておいたほうが良いトピックですね。