なぜ、忙しいのに報われること少ない人生になるのか
「時間管理」ということで、僕がいちばん心がけていること。
それは、『7つの習慣』(スティーブ・コヴィー著)の第三の習慣である、「重要事項を優先する」です。
すなわち、下図の表(時間管理のマトリックス)の、第2領域=「緊急ではないが重要なこと」に時間を使っていくということです。
ふり返ってみると分かりますが、ほとんどの人は、第1領域の「緊急で重要なこと」か、第3領域の「重要ではないが緊急なこと」に時間を使っていると思います。
たとえば、
・緊急で重要なこと
仕事の電話に出る、クレームに対応する、会議に出席する…
・重要ではないが緊急なこと
たいした用事ではない電話やメール・LINEへの対応、宅急便の応対にいますぐ出る、付き合いだけの飲み会への出席…
などが挙げられます。
そして、この第1領域と第3領域で疲れ切ってしまい、たまの休日は、第4領域的な時間の使い方をしてしまうわけです。
緊急でもなければ重要でもないこと、ですね。
つまり、浪費の時間です。
そうすると、当サイトの言い方をすれば、「忙しいのに報われない人生」になりがちです。
それでは、「時間があり余っているのに豊かな人生」に切り替えていくためにはどうしたらいいか?
時間があり余っているのに、豊かな人生になるためには
これはもう、『7つの習慣』のセオリー通りに、一日の一定の時間を、第2領域に割り当てる習慣を身につけるほかはありません。
つまり、「緊急ではないが、重要なこと」ですね。
たとえば、
- 目標に関する読書を1日30分は続ける
- 作業を他人に割りふるためのマニュアルを作る
- 生活サイクルもある程度、マニュアル化する(→いちいち都度、判断しなくて済むようにする)
- 夢や目標についてのイメージングの時間をとる
- 一日や一週間の振り返りをしてみる
などが挙げられます。
どれをとっても、今すぐ必要ではない(つまり、緊急ではない)ことばかりですね。
でも、やれば確実に人生の質を上げられる項目です。
あるいは、やることによって、左側領域の時間を削減する効果がある作業に時間をあてる、ということになります。
じつは、この第2領域は、あなたのミッションに密接に関わっています。
あるいは、ミッションを遂行するために、あらかじめ、余計な時間をとらないようにする、ということにも役立ちます。
<今すぐ>効果がでるものではありませんが、やればやっただけ、じわじわと効いてくるんですね。
格闘技でいえば、”ローキック”みたいなものです。笑
これ、ほとんどのひとが続けられないんですよね…。
でも、逆に言えば、1日30分でも習慣化できれば、それだけ、その分だけ、成功者になっていくことができるということでもあります。
『7つの習慣』は、スピリチュアルな観点をとりあえず除いた成功論としては、(高田的には)決定版だと思います。
ぜひ、一読の上、実践をお勧めします。
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』
スティーブン・R・コヴィー (著), フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳)
