当ブログですでに何度か登場している資産形成の方程式、
資産形成=(収入ー支出)+(資産×運用利回り)
を、また別の角度=「支出を減らし、投資向け貯蓄を増やす」
から眺めてみます。
結論から言えば、
支出を抑え、投資にまわす貯蓄を増やすコツは
意思のちからに頼らないこと、です。
いろいろな生活費・交際費の支出のあとに、
「余ったら、できるだけ貯金しよう」
では、まず貯まりません。
まず、人間の理性・意思力・自己管理能力を信用しないこと、
そして、貯蓄自体を仕組み化してしまうことが大事です。
貯蓄の仕組み化といえば、タイトルに挙げている本多静六博士
の「四分の一天引き法」が有名です。
給料が入ったら、まず最初に1/4の金額を貯蓄に回し、
残った3/4で生計をはかるというやり方です。
1/4は最初から、なかったもの、とみなすわけです。
現代では、銀行の自動振り込み機能などを使って、
給料が入金される時期に、自動的に振り分けてしまえば
ベストですね。
「投資用資金」「生活資金」「寄付資金」
など、項目別に自動振替してしまえば、
さらにいいでしょう。
まさに自動化。意思のちからを使わないこと。
本多博士の時代よりもさらに天引きがしやすくなっています。
この、「四分の一天引き法」が紹介されている
『私の財産告白』は現代でも有効な智慧満載の
オススメ書籍です。