「工業社会から知識社会へシフトした」とモノの本などでは書かれています。
話だけ聞くと、「ふーん…」って感じかも、ですが、やはりこのテーマは、僕らが今後、生き残っていくために、成功していくためにしっかりと腑に落としておいたほうが良いです。
工業社会では、大量の資金を持っている”資本家”が、工場や機械などの生産手段を持って経営に乗り出していくことが出来ました。
反面、それだけの資金がない人は、労働者になって、資本家の会社に勤めるしかありませんでした。
自分でビジネスを起こすにしても、給料の中から積立貯金をして、資本を貯めなければ、自分自身が資本家になることはできなかったわけです。
ところが知識社会へ移行すると、事情が変わってまいりました。
もちろん、従来通りの工業社会のあり方もいまだに残ってはいますが、ハッキリと知識社会の特質に気づいた人は、新しいチャンスを手に入れることができるようになったんです。
それは、「知識を資本にして起業をすることができる」ということですね。
インターネット、ITの進化によって、大量の資金を必要とせず、あるいはほとんど資本ゼロ円であっても、仕事に活かせる知識さえ有れば起業ができるようになったわけです。
そういった知識社会で生き残っていくための必要な考え方は、やはり知識に投資する、ということになります。
知識に投資して、知識を自分のものにする、知識を運用できるようにする。
そのことによって、投資以上のリターンを得ていくことができるわけです。
ここで、「1万円払ったら、財布から1万円減るじゃん…」という考え方では、知識社会で成功するのは難しいです。
僕自身を振り返っても、また周りで成功している友人たちを見ていても、やはり月収分くらいは年間に投資していますね。
月収100万円のひとであれば、年間100万円くらいの自己投資を続けています。
これは、成功したからできる、ということではなく、成功する前からこういうことをやっています。
やはり、知識社会で生き残っていくためには、知識への敬意が必要です。この知識への敬意が、自腹を切って、知識へ投資していくという行為にあらわれるわけです。
落とし穴としては、自己投資した段階で満足してしまうタイプになってしまう方もいらっしゃいます。いわゆる、ノウハウコレクターになってしまうわけですね。
そうならないためには、きっちりと、投資とリターンを意識していくことが、やはり大事かなーと思います。